デヴィッド・ボウイ推薦図書100冊 #001-033

デヴィッド・ボウイ推薦図書100冊 #001-033

33冊目までのリストは1978年に出版されたフラン・レボウィッツの『嫌いなものは嫌い メトロポリタンライフ入門』(和訳は81年刊行)から2008年のスーザン・ジャコビーの代表作ともいわれるノンフィクションまでを紹介しています。

1

The Age of American Unreason未訳Susan Jacoby, 2008Amazonで購入
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
反合理主義が蔓延するアメリカを浮き彫りにするNYタイムズ誌ベストセラーリスト、ノンフィクション部門6位にも挙げられたスーザン・ジャコビーの代表作のひとつ。2006年にナショナル・ジオグラフィックが実施した大学生対象のアンケートでは地図にイラン、イラク、サウジアラビア、イスラエルの位置を正しく書き込めた学生はたったの23%しかいなかったという。反知性や反合理主義が結びつく風潮はマスメディアや宗教的原理主義の科学に対する反感、そして教育システムの失敗によるものだと作家は説く。

2

オスカー・ワオの短く凄まじい人生The Brief Wondrous Life of Oscar WaoJunot Diaz, 2008Amazonで購入
著:ジュノ・ディアス 訳:都甲幸治、久保尚美 出版社:新潮社/クレストブックス 出版時期:2011年
心優しいオタク青年オスカーの最大の悩みは、女の子にまったくモテないこと。どうやら彼の恋の行く手を阻んでいるのは、かつて祖父や母を苦しめたのと同じ、ドミニカの呪いらしい――。英語とスペイン語、マジックリアリズムとオタク文化が激突する、全く新しいアメリカ文学の声。英米で100万部のベストセラー、ピュリツァー賞・全米批評家協会賞W受賞。

3

コースト・オブ・ユートピアThe Coast of Utopia (trilogy)Tom Stoppard, 2007Amazonで購入
著:トム・ストッパード 訳:広田敦郎 出版社:早川書房/ハヤカワ演劇文庫 出版時期:2010年
革命は可能か、世界は変わるか。混迷の19世紀ロシア。若き知識人ゲルツェンは民衆をさいなむ専制政と農奴制の転覆を決意し祖国を飛び出す。亡命先は革命の嵐吹き荒れる約束の地パリ。だがそこで彼が目にしたのは、あまりにも無情な「ユートピア」の現実だった。人間の生きる意味とは?〈歴史〉に目的はあるのか?時代を拓いた革命家たちの生涯を等身大に描き切り、トニー賞7部門を制覇した、英国演劇界の巨人渾身の一大歴史叙事詩。2009年9月、Bunkamuraにて蜷川幸雄演出で日本初演が実現。3日間をかけて全3部を行う公演だった。

4

Teenage: The Creation of Youth 1875-1945未訳Jon Savage, 2007Amazonで購入
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
セックス・ピストルズを中心にパンク・ムーヴメントを描いた著書『イングランズ・ドリーミング』(水上はるこ訳、シンコーミュージック)でも知られるジョン・サヴェージによる、産業革命後に欧米で誕生した子供と大人の間である“ティーンエイジ”についての記録。もとは80年代にテレビ番組を制作する目的でリサーチした資料であり番組は頓挫したものの書籍として出版された。2013年、マット・ウルフ監督・脚本によってティーンエイジャーの歴史を当時の映像と再現映像とを織り交ぜて綴るドキュメンタリー映画が公開。ナレーションにベン・ウィショー、ジェナ・マローンらを起用、人気ロックバンド、ディアハンターのヴォーカル、ブラッドフォード・コックスが音楽を担当。

5

荊の城FingersmithSarah Waters, 2002Amazonで購入(上)Amazonで購入(下)
著:サラ・ウォルターズ 訳:中村有希 出版社:東京創元社/創元推理文庫 出版時期:2015年
上下巻。19世紀半ばのロンドン。17歳になる孤児スウは故買屋の一家とともに暮らしていた。そんな彼女に顔見知りの詐欺師がある計画を持ちかける。とある令嬢をたぶらかして結婚し、その財産をそっくり奪い取ろうというのだ。スウの役割は令嬢の新しい侍女。スウはためらいながらも話にのることにするのだが……。『半身』のウォーターズ、待望の第2弾。英国推理作家協会(CWA)最優秀歴史ミステリ長編賞(ヒストリカル・ダガー)受賞。パク・チャヌク監督作品、韓国映画『お嬢さん』原作。

6

アメリカの陰謀とヘンリー・キッシンジャーThe Trial of Henry KissingerChristopher Hitchens, 2001Amazonで購入
著:クリストファー・ヒッチンス 訳:井上泰浩 出版社:集英社 出版時期:2002年
大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も務めたアメリカの元米国務長官ヘンリー・キッシンジャーはベトナムで、東チモールで、バングラデシュで、見て見ぬふりすることで虐殺や暗殺に加担した。裁かれるのは誰か。2000年に機密指定解除されたCIA文書が語るノーベル平和賞受賞者の政治犯罪。 ヒッチンズが本書を執筆した根底には道徳上の憤りがあり、アメリカの全国民へ、キッシンジャーの不行跡を見逃してはならないと呼びかけている。

7

ウィルソン氏の驚異の陳列室Mr Wilson’s Cabinet of WonderLawrence Wchler, 1997Amazonで購入
著:ローレンス・ウェシュラー 訳:大神田丈二 出版社:みすず書房 出版時期:1998年
LAに実在する不思議な場所ジェラシック・テクノロジー博物館。本書はこの小さな建物の訪問記として始まる。屍に釘のような菌を生やす大きな蟻、物体を貫通するコウモリ、人間の角、トーストの上で焼かれたハツカネズミ……ここを訪れる者は二つのワンダーの間に捉えられてしまう。螺旋状に進んで行く記述が読む者に起こさせる眩暈は、プレモダンがポストモダンにショートカットしたような、ウィルソン氏の博物館自体に似ているとも言えよう。ポール・オースター、オリバー・サックス、アート・シュピーゲルマンが揃って絶賛する、話題のノンフィクション。

8

A People’s Tragedy: The Russian Revolution 1890-1924未訳Orlando Figes, 1997Amazonで購入
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
1996年に出版され高い評価を受けたロシア革命史。著者はロシア史が専門のイギリスの歴史学者オーランドー・ファイジズ。ほかにもロシア文化のエンサイクロペディックな解説書である『Natasha’s dance: a cultural history of Russia』やスターリン時代の一般市民生活を扱った『The whisperers: private life in Stalin’s Russia』などを著している。邦訳は『囁きと密告―スターリン時代の家族の歴史』上・下巻(染谷徹訳、白水社)や『クリミア戦争』上・下巻(染谷徹訳、白水社)の2作品のみ。

9

終わりなき闇The InsultRupert Thomson, 1996Amazonで購入
著:ルーパート・トムソン 訳:斉藤伯好 出版社:講談社/講談社文庫 出版時期:1997年
「君は特別な患者だ」と医師は言った。頭に銃弾を浴びて失った視力が深い闇に包まれると回復してくる。家族からも恋人からも訣別して夜の街を彷徨(さまよ)う男ブロム。そして次々に起こる不思議な出来事。妄想か、現実か!真綿で締めつけられるような恐怖の連続。夢魔のように読者を幻惑する戦慄のサイコスリラー。

10

ワンダー・ボーイズWonder BoysMichael Chabon, 1995Amazonで購入
著:マイケル・シェイボン 訳:菊地よしみ 出版社:早川書房/ハヤカワ文庫NV 出版時期:2008年
まいった。大学教授で作家のグレイディは危機に瀕していた。書いても書いても原稿が完成しないのだ。そのうえ妻には逃げられ、愛人からは妊娠を告げられる始末。そこへ破滅型の担当編集者クラブツリーがやって来て、事態はさらに混沌としてきた。ひょんなことから彼はクラブツリーと変わり者の教え子ジェイムズと共に狂乱の週末を過ごす羽目に…。書くことに取り憑かれた人々の狂騒をシニカルに描く、ポップ・ノヴェル。カーティス・ハンソン監督で映画化され、日本でも2000年に『ワンダー・ボーイズ』として公開された。出演者はマイケル・ダグラス、トビー・マガイア、ロバート・ダウニーJr.ら。

11

バード・アーティストThe Bird ArtistHoward Norman, 1994Amazonで購入
著:ハワード・ノーマン 訳:土屋晃 出版社:文藝春秋 出版時期:1998年
私の名はファビアン・ヴァス。ニューファンドランドのウィットレス・ベイに住んでいる。おそらく私のことを知る者はいないだろう。それでも、無名がかならずしも失敗ではないはずだ。私はバード・アーティスト、鳥の絵を描いてほどほどの暮らしをしている。また私は灯台守りのボソ・オーガストを殺したが、わが身を振り返るとき、そのことにもやはり同じだけの意味がある。
美しく静かだが、激しく――遠い世界の果てから届いた便りに懐かしい心のふるさとを見つけて驚くような――鳥を描く画家の青春追想。

12

Kafka Was the Rage: A Greenwich Village Memoir未訳Anatole Broyard, 1993Amazonで購入
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
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13

Beyond the Brillo Box: The Visual Arts in Post-Historical Perspective未訳Arthur C Danto, 1992Amazonで購入
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
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14

性のペルソナ 古代エジプトから19世紀末までの芸術とデカダンスSexual Personae: Art and Decadence from Nefertiti to Emily DickinsonCamille Paglia, 1990Amazonで購入(上)Amazonで購入(下)
著:カミール・パーリア 訳:鈴木晶、浜名恵美、入江良平、富山英俊 出版社:河出書房新社 出版時期:1998年
上下巻。体制アカデミズムと既成のフェミニズムを痛烈に批判し、西欧文化史を壮大なスケールで書き換えた書。上巻では古代、ルネッサンス、1900年までのロマン主義が生まれると同時にデカダンスに変わったことを証明する。下巻では映画、テレビ、ロック・ミュージックなどに古典古代の様々な異教的テーマが具現化されていることを証明する。久しく待望されていた「壮大な知」の試み―既成の性とジェンダーを攪乱する衝撃の世界的ベストセラー、記念碑的大著。

15

David Bomberg未訳Richard Cork, 1988Amazonで購入
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
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16

スウィート・ソウル・ミュージック―リズム・アンド・ブルースと南部の自由への夢Sweet Soul Music: Rhythm and Blues and the Southern Dream of FreedomPeter Guralnick, 1986Amazonで購入
著:ピーター・ギュラルニック 訳:新井崇嗣 出版社:シンコーミュージック 出版時期:2005年
「リズム・アンド・ブルースの南部の自由への夢」ソウル・ミュージックの名著。過渡期にある国家に起きた様々な騒動とそこに生じた解放的エネルギーを見事にとらえた本書はサム・クック、レイ・チャールズ、ジェイムズ・ブラウン、ソロモン・バーク、アレサ・フランクリン、オーティス・レディング、アル・グリーンといった伝説的アーティスト、ゴスペルとリズム・アンド・ブルースを融合してサザン・ソウル・ミュージックを創り上げた人々の物語である。

17

ソングラインThe SonglinesBruce Chatwin, 1986Amazonで購入
著:ブルース・チャトウィン 訳:芹沢真理子 出版社:めるくまーる 出版時期:1994年
伝説の旅人チャトウィンが辿る、オーストラリア天地創造の道。オーストラリア全土に迷路のようにのびる目にはみえない道――ソングライン。アボリジニの人々はその道々で出会ったあらゆるもの名前を歌いながら、世界を創りあげていった。かつてのドリームタイムに大陸を旅した伝説のトーテムの物語に導かれ、チャトウィンは赤土の大地に踏み出す。人はなぜ放浪するのか――絶えずさすらいつづけずにはいられない人間の性(サガ)を追い求めたチャトウィンが、旅の終わりに見出したノマディックな生き方の真実とは?死の直前で書き上げたチャトウィン渾身の力作。

18

魔の聖堂HawksmoorPeter Ackroyd, 1985Amazonで購入
著:ピーター・アクロイド 訳:矢野浩三郎 出版社:新潮社 出版時期:1997年
ロンドンに今も残る、異様な様式の七つの教会で発生した連続殺人。捜査にあたるホークスムア警視正の前に立ちはだかるのは十八世紀の建築師ニコラス・ダイアーが仕掛けた「謎」。過去と現在を二つの文体で往復しながら読者を迷路に誘い込みイギリス読書界を慄然とさせた現代の「言葉の魔術師」ピーター・アクロイド。作家の最高傑作と呼び声の高い本書は過去と現在、神と悪魔が交錯する戦慄のゴシック・ホラー。

19

Nowhere to Run: The Story of Soul Music未訳Gerri Hirshey, 1984Amazonで購入
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
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20

夜ごとのサーカスNights at the CircusAngela Carter, 1984Amazonで購入
著:アンジェラ・カーター 訳:加藤光也 出版社:国書刊行会 出版時期:2000年
19世紀末のロンドンで背中に翼をもつ空中ブランコ乗りのフェヴァーズが語る、世にも不思議な身の上話。卵からの誕生、売春宿での少女時代、秘密クラブでのフリークショー、やがて舞台は極寒のシベリアへ。英国のマジックリアリスト、アンジェラ・カーターの奔放な想像力と過激な幻想、豊饒な語りが結実した80年代を代表する傑作。1984年の英国SF協会賞(BSFA)のジェイムズ・テイト・ブラック記念賞を受賞、2012年にのみ開催された過去93年間の歴代ジェイムズ・テイト・ブラック記念賞受賞作品のなかから優秀賞を選ぶ特別賞で本作品は最優秀賞に輝いている。

21

Money未訳Martin Amis, 1984
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著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
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22

ホワイト・ノイズWhite NoiseDon DeLillo, 1984Amazonで購入
著:ドン・デリーロ 訳:森川展男 出版社:集英社 出版時期:1993年
アメリカの大学町でヒトラー学科を教える大学教授は、なぜピストルを手に殺人にむかったか。本書はアメリカの全知識人を震撼させ、同時に大感動を巻き起こした。日常生活の不安を描きながら、それを崇高な芸術作品にまで高めたと評価され、1985年度全米図書賞を受賞。

23

フロベールの鸚鵡Flaubert’s ParrotJulian Barnes, 1984Amazonで購入
著:ジュリアン・バーンズ 訳:斎藤昌三 出版社:白水社 出版時期:1993年
文豪フロベールの生涯をめぐる二羽の鸚鵡の謎。「僕」のフロベール探究の旅は「僕」自身の過去に、妻の自殺に思いを馳せながら次第にその色合いを変えていく。一作ごとに新しい趣向で世界じゅうの読者を驚嘆させる英国の鬼才ジュリアン・バーンズの出世作にして最高傑作。英・仏・伊の文学賞を独占。

24

The Life and Times of Little Richard未訳Charles White, 1984Amazonで購入
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
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25

民衆のアメリカ史A People’s History of the United StatesHoward Zinn, 1980Amazonで購入(上)Amazonで購入(下)
著:ハワード・ジン 監修:猿谷要 訳:富田虎男、平野孝、油井大三郎 出版社:TBSブリタニカ 出版時期:1982年
上下巻。開拓と建国、神話のベールを剥ぐ。英雄と偉人の称賛の陰に忘れ去られた無名の人びと―豊富な資料を駆使してインディアン、黒人奴隷、プア・ホワイト、女性たちの肉声を再生。著書ハワード・ジンは2010年1月に急逝。遺著『爆撃』(岸本和世訳、荒井雅子訳、岩波書店)は原爆投下65年の夏、日米で同時刊行。第二次大戦時、爆撃手であったジンは60年代に広島を訪れ爆撃下の現実を見、自らが参加した爆撃を省みた。「人間の肉体と感覚を通じて感じ考えることにしたがって行動すること」を説く、民衆の歴史家、不屈の反戦主義者の最期のメッセージ。

26

A Confederacy of Dunces未訳John Kennedy Toole, 1980Amazonで購入
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
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27

肉への慈悲 - フランシス・ベイコン・インタヴューInterviews with Francis BaconDavid Sylvester, 1980Amazonで購入
著:ディヴィッド・シルヴェスター 訳:小林等 出版社:筑摩書房 出版時期:1996年
美術史上最も重要な書、ついに邦訳なる。作品が残酷に見えるのは、現実が残酷だからです。そしてもう自然主義的なリアリズムなどあり得ないのですから、まったくあらたなリアリズムを創造して、神経組織に直接伝わるようなリアリティーを見いだすべきなのです。―意思を失おうとする意思、過剰な強度を切望する精神を持ち得るもののみが語り得る、世紀末に相応しいおそるべき書。図版多数。

28

真昼の暗黒Darkness at NoonArthur Koestler, 1980Amazonで購入
著:アーサー・ケストラー 訳:岡本成蹊 出版社:岩波書店/岩波文庫 出版時期:2009年
独房404号に収監された古参党員ルバショフ。三度の審問を通じて明らかになる過去と現在、壁を叩く獄中の暗号通信。No.1とは誰か?自白はなぜ行われたか?スターリン時代のモスクワ裁判と大粛清を暴いたベストセラー、戦慄の心理小説。

29

Earthly Powers未訳Anthony Burgess, 1980Amazonで購入
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
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30

Raw Magazine未訳雑誌:Raw Books & Graphics/Penguin Books, 1980-91
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
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31

Viz Magazine未訳雑誌:Dennis Publishing, 1979-
著:- - 訳:- - 出版社:- - 出版時期:- –
テキスト準備中

32

ナグ・ハマディ写本 -初期キリスト教の正統と異端The Gnostic GospelsElaine Pagels, 1979Amazonで購入
著:エレーヌ ペイゲルス 訳:荒井献、湯本和子 出版社:白水社 出版時期:1982年
本書はグノーシス主義の立場から著わされた福音書に限らず、これらの福音書を含む、いわゆるナグ・ハマディ写本の大半にわたっているので本訳書の表題は『ナグ・ハマディ写本』とした。但し本書の内容は写本の単なる翻訳でもその概説でもない。本書の特徴は寧ろキリスト教史上最初・最大の「異端」といわれるグノーシス主義に関する新史料としてのナグ・ハマディ写本を踏まえて、このいわゆる「異端」と、これを排除した正統キリスト教(初期カトリシズム)との相剋の歴史を、新しく書き直したことにある。これが本訳書に「初期キリスト教の正統と異端」という副題を付した所以である。(訳者あとがきより)

33

嫌いなものは嫌い メトロポリタンライフ入門Metropolitan LifeFran Lebowitz, 1978Amazonで購入
著:フラン・レボウィッツ 訳:小沢瑞穂 出版社:晶文社 出版時期:1981年
睡眠が大好き、群れるのが大嫌いという辛口コラムニストの著者の好き嫌いがそのままエッセイに。フラン・レボウィッツは1951年ニュージャージー生まれ。高校中退後ニューヨークでタクシー運転手、アパートのクリーニング、路上のベルト売りなど職を転々とし1972年にウォホールのInterview誌に映画評を書き始めたのが作家としてのはじまり。本書がベストセラーとなり1983年には2作目『どうでも良くないどうでもいいこと』(小沢瑞穂訳、晶文社)も刊行。